高齢者の皆さんが定年退職後にどのように毎日を過ごし、どのように人生の充実度を感じているかについて、また平均寿命と健康寿命の違いについても触れていきます。これは、あくまで私が感じている傾向についての考えです。

退職後も積極的に社会活動に参加するタイプの人の場合

-ボランティア活動やNPO法人などの運営に関わることが多い
-趣味や旅行を楽しむ時間も増え、人生の充実度を高く感じることが多い

このタイプの人は社会とのつながりを維持し、精神的な健康を保つことができます。ただ、若手から慕われるタイプは多くなく、利害関係がない状態で長く付き合える仲間は少ないのもこちらのタイプに多い傾向があるようです。

退職後は特に社会活動に参加せずに家庭内を中心に過ごす人の場合

-社会とのつながりにこだわらない
-定年退職後は家庭内での役割や趣味に時間を費やすことが多い

このタイプの人は家族との絆を深め、日常生活に充実感を感じることができます。ただし、社会とのつながりが薄れることがあるため、孤立感を感じることもあります。ただ、若手からいつまでも慕われるタイプが多い傾向があるようです。

両グループの平均寿命と健康寿命の違い

平均寿命と健康寿命には、それまでの職業や退職後の生活スタイルが大きく影響します。社会とのつながりを重視している人は、一般的に、社会活動や趣味を通じて精神的・身体的に活発であるため、健康寿命が長い傾向があります。一方、社会とのつながりを最小限にしている人は、定年退職後は家庭内での活動が中心となるため、健康寿命がやや短くなる傾向があるようです。

健康寿命を延ばすためのポイント

  1. 社会参加: 退職後も地域活動やボランティアに参加することで、社会とのつながりを維持しましょう。
  2. 趣味の追求: 趣味や新しいことに挑戦することで、日常生活に刺激を与え、精神的な健康を保ちます。
  3. 適度な運動: 毎日の適度な運動は、身体の健康を維持するために重要です。
  4. バランスの取れた食事: 栄養バランスの取れた食事を心がけ、健康を維持しましょう。

これらのポイントを意識することで、退職後の生活をより充実させ、健康寿命を延ばすことができます。

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投稿者

cooter@

大阪大学でウイルス学を専門にしていました。大学を定年退職後はワクチンメーカー、そん後は地方衛生研究所、そして大学発ベンチャー会社と勤め、現在は完全退職(大阪大学名誉教授)です。

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