「敬老の日」の朝日新聞朝刊(2024年9月16日)に、日本の高齢化についての記事が掲載されていました。日本の高齢化率は世界の200か国・地域で最も高いとされています。主要7か国(G7)の高齢化率は、日本(29.3%)、イタリア(24.6%)、ドイツ(23.2%)、フランス(22.1%)の順となっており、韓国(19.3%)や中国(14.7%)、インド(7.1%)を大きく上回っています。
1947年から1949年の間に生まれた人たちは「団塊の世代」と呼ばれ、第二次世界大戦後の第1次ベビーブームに生まれています。来年の3月末で、全員がいよいよ「後期高齢者」になります。
わが国の高齢化は社会保障費の増加を招き、その結果として医療費や介護費用が大きく膨らんできていることが問題となっています。また、日本では少子化が進行しており、若年人口の減少が大きな問題となっています。
このような状況から、医療や介護サービスの提供が追いつかない、いわゆる「2025年問題」の本格化が懸念されています。すなわち、労働力人口の減少や年金制度への負担増加がこれからの大きな課題となっています。